国内FX業者を利用するトレーダーの 9割が負ける理由

「FXを始めたいけど、負ければ大きな借金を負うのでは？」と考えるFX未経験者の方へ、
そして「既にトレードしているが負けてばかり」と言う方へ。

日本でFXを始めるなら絶対知っておくべき知識なのに、殆どのトレーダーが知らない大きな落とし穴が存在しています。それは、国内FX業者の仕組みに在りますので、是非参考にして下さい。

FXトレーダーの9割が負ける…その本当の理由とは

「FXは負ける(危ない)投資である」「FXはほんの1割しか勝てない世界」

これらの考えは、投資経験がない人でも耳にしたことがあるはずです。
この考えが強い為、興味があっても始めることが出来ない方も多いと思います。

しかし、よく考えて下さい。
FXトレードは「上がる」か「下がる」か二択の世界です。

本来であれば勝率は50：50であるはず。
それなのに90：10となる理由は何故なのか？

「FXで借金を作ってしまった」
「指標発表で証拠金がマイナス数百万になった」

このような痛ましいエピソードが多くあるのはどうしてなのか？
これは、投資経験がない人でも耳にしたことがあるのではないでしょうか。

……でも、おかしくありませんか？
FX取引は「上がる」か「下がる」しかない世界。

本当なら50：50で勝てる可能性があるはずです。
それなのに90：10となってしまう理由はなぜなのでしょうか。

こんな悲惨なエピソードがゴロゴロ出るのはどうしてでしょうか？
集団心理がチャートに反映されているから？
損切りが出来ずに大ケガをするから？

確かに多くの要因は存在します、
しかし、本当の理由はもっと身近なものなのです。

国内FX業者を選んだ段階で負けは決まったも同然

まず結論からお話します。

国内トレーダーの9割が負けている本当の理由は、
少し過激な内容となりますが

日本国内のFX業者を選定しているからだと筆者は考えます。
あなたも国内FX業者を選んだ段階で、まず負ける可能性が高まるでしょう。

その理由は、FX業者には国内業者と海外業者が採用している取引方法にあります。
いずれも法的に認められた取引方法ですが、そこに大きなカラクリが隠されているのです。

この2つの取引方法の違いを知ることで、負けを回避する光明が見えてきます。

国内FX業者のOTC取引について

多くの国内FX業者が取り入れているOTC取引とは、トレーダーとFX業者の間で取引が行われる方式。
「店頭カウンター（Counter）越し（Over）に取引を行う」といった由来になります。

例えば、米ドルを銀行で買うとき、購入相手は取引所やアメリカ国家でもなく対銀行となり、銀行が注文の受け手となっている状態を指します。

国内FX業者は「ノミ行為」と同じ

あなたは、競馬などで言われる「ノミ行為」をご存知でしょうか？

ノミ行為とは、人から「馬券を買っておいてくれ」と頼まれたけれど、
「おそらく予想は外れる」と考え、実際には馬券を買わず、
預かったお金を自分の財布に入れる行為を言います。
競馬で言うJRAなどの胴元を通さず掛け金をせしめるノミ行為は、違法行為とされています。

これが国内FX業者のOTC取引そのものなのです。

あなたがドル円100円のタイミングで1万通貨分の買い注文を出すとします。
通常はFX業者がその注文を受けて、そのまま市場に買い注文を出して、
スプレッド分が利益になります。

しかし、国内FX業者はOTC取引の為、買い注文を出さず、
暫くしてドル円が99円まで下がり、あなたは損切りをします。

国内FX業者は買い注文を市場に流しておらず、
あなたの注文を自社で抱えている為、手元から99円×1万通過分をトレーダーに戻します。
その際、トレーダーが損をした1万円がFX業者の利益になるのです。

あなたの負け（損失）は国内FX業者の利益へ

競馬では違法取引となるのに、FXになると当たり前にまかり通るのも不思議な話ですが、ほとんどのケースで通貨の売買は行われません（※）。

あなたが注文した通りに市場で売買されることはなく、あなたの損失はそのまま国内FX業者の利益となるわけです。

トレーダーが負けるように操作されている？！

この状態を利益相反といい、わかりやすく説明すると
「トレーダーが負けるほどFX業者が儲かる」ということです。

その為、国内FX業者は、自社の儲けを増やす為に
「自社独自のプラットフォーム」を開発し、トレーダーを負けさせる仕込みを構築しています。

日本独自の不可思議な文化が浸透

FX業者は各々に取引プラットフォームを持っていると思っていませんか？
これは、海外FX業者では考えられない、日本独自の異様な文化です。

海外ではMT4（MT5）などの透明性の高い共通プラットフォームが普及しており、
国を越えて多くのトレーダーが同じ条件下で取引を行っています。
にも関わらず国内FX業者が独自のプラットフォームを持ち、利用させるのは…

意のままにトレーダーを損させ、自社の利益を作ることができるからです。

国内FX業者を利用するトレーダーが「どうして！？」と感じる不利な状況は、
各社の独自プラットフォームの影響と考えていいでしょう。

知らないうちに負けるように仕組まれている－－これが「FXは9割が負ける」の本当の理由です。

多くの方が知らない真実を、知って頂けましたでしょうか。
では国内のFXトレーダーは、今後勝つことはできないのでしょうか？

トレーダーの儲けは自社の儲け。海外FX業者を知ろう

国内FX業者のOTC取引に対して、海外FX業者の殆どはNDD取引を取り入れています。
NDD取引とは「No Dealing Desk」、仲介者（ディーラー）を通さず、OTC取引のような間に入って操作をする者がいない意味です。

NDD取引はトレーダーが出した注文をそのまま市場に発注、提示された売買価格の中から最良の価格を選択し、売買を成立させます。
注文操作はせず、確実に注文を市場に出して、取引成立をサポートする本来あるべきFX業者の姿と言ってもいいでしょう。

トレーダーの損失が自社の利益になるOTC取引の国内FX業者と違い、NDD取引を採用する海外FX業者の儲けは取引手数料です。
取引量が増えれば増えるほど利益が出るた為、トレーダーに利益を出してもらい、取引を続けてもらえるよう務めます。最良の価格を選ぶというのもその理由から。

国内FX業者の利益相反とは真逆、トレーダーと同じ目的（勝利）に向かって進んでいるわけです。

追証がない＝借金リスクはゼロ！

海外FX業者にはもう一つ「追証がない」という大きなメリットがあります。
海外FX業者は、トレードで大きな損失を負っても、追証がなくすべて肩代わりしてくれるのです。

よくネットニュースで見かけるFXによる多額借金の大半が追証によるものです。
つまり、これがないのは大きな安心材料とメリットになるでしょう。

海外FX業者が損失を肩代わりしてくれるのは、トレーダーの取引量を増やし、手数料で利益を上げ続けるためです。
トレーダーが追証に怯えて取引量が減るのは避け、安心してハイレバレッジで取引をして欲しいと考えています。

海外FX業者のデメリットとして「国内FX業者のような信託保全がなく、預けた証拠金が返金されない」ことを心配される方もいますが、1億ほどの保証があり、信託保全以上の大きなリスクヘッジとなる「追証なし」が存在します。

国内FX業者では数千万円の借金を背負うリスクがありますが、海外FX業者ではその心配が一切ありません。

ちなみに2010年以降、国内ではFXのレバレッジに規制がかかりました。
その理由が「あまりに多くの追証金が発生し破産するトレーダーが多いから」と言われています。